雪に覆われた厳冬の「裏見の滝」とオーロラの共演。
時期は真冬の2月。アイスランドの首都レイキャビクから凍てついた大地を抜けて続く道路でレンタカーを走らせて、島の南部にあるセリャラントスフォスを目指します。
途中に、大地の裂け目「ギャウ」を見られるシンクヴェトリル、間欠泉で有名なゲイシール、青い水が流れる滝グトルフォス、海にかかる大きなアーチ型の岬ディルホウラエイなどに立ち寄って、日本から8600km離れたアイスランドの雄大な景色を堪能しました。
車中泊を挟みながらさらに車を南に走らせます。荒野に出るとほぼ人工物もなく、時折道沿いに家があるとホッとします。広い大地を照らす朝日や夕日がとても印象的でした。
セリャラントスフォスに到着したのは午後の西日が沈みかける時間帯。赤い夕日に照らされて滝の水が赤く染まる中、水しぶきを浴びながら裏見の滝の背後まで回り込んでみました。
水しぶきで濡れた体とカメラを乾かして暖を取るために車に戻ってしばらく休んでいると星が輝き出した空にうっすらとした光の帯が浮かび上がりました。すぐにもう一度車を降りて滝に戻り、裏側に入ってみると明るさを増したオーロラが流れ落ちる滝越しにくっきりと見えています。この日は滝での撮影を終えてからも一晩中オーロラが輝き続けていました。
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